甘井りんごの5行日記

ヒマワリの種
一輪のヒマワリは2種類の花の集まりです。

1つは、黄色の花びらの舌状花。

もう1つは、中心部に集合する筒状花。
その結実中のしべは簡単に指でかき落とすことが出来ます。(画像下)
また、結実していない部分は、しっかりまだくっついていますね。
次年に繋がる種を収穫するため、もう少し、このまま観察したいと思います。

それにしても、この種の配列、美しいですよね。
「フィボナッチ配列」と言って、子孫繁栄のためのルールだそうです。

種1つ1つを中心から約137.5°(黄金角)づつずらしながら、螺旋状に配列することで、限られたスペースにびっしりとまんべんなく並んでる。

まさかヒマワリが自ら計算して種を並べるはずはなく、種を存続するための進化の過程で自然界が見出した効果的なパターンのようです。
このフィボナッチ配列は、12世紀にイタリアの数学者レオナルド・フィボナッチが発見したということでこの名前がついたそうです。
日本の植物学者 牧野 富太郎さんではなくて、ちょっと残念ですね。

ちなみに、このフィボナッチ配列は日本のドラム式洗濯機などにも活用されているようです。
洗濯板のようなスジ状の突起に対し、フィボナッチ配列された突起は洗濯物にまんべんなくあたり洗浄効果が大幅にアップ!
ヒマワリ様々といった感じでしょうか。

それにしても、1つの種から育った1輪がこんなに多くの種をつくる。
凄いなぁ~~♪