日本画の材料について...興味をもってみますと...
日本画は、千数百年以来続いている絵画様式が基本となっており、その画材となるものも歴史に培われた伝統的な素材です。
一般には紙や絹、木、漆喰などに、墨、岩絵具、胡粉、染料などの天然絵具を用い、膠(にかわ)を接着材として描く技法が用いられています。
また、金などの金属材料(金箔など)を画材として効果的に取り入れています。
日本画用材料は決して扱いやすいものではなく、また、その技法を習得するにも時間と根気が要ります。それが今日まで受け継がれているということは、この日本絵画の様式が日本の風土や日本人の美意識、精神性に合っていたからではないでしょうか。なんとも楽しい画像です。
思わず、端から端まで食い入るように見てしまいます。