昨日、新宿「中村屋サロン美術館」と恵比寿「山種美術館」まで出掛けて来ました。
中村屋サロン美術館では、江戸から昭和までの『新宿風景展』を、山種美術館では『ゆかいな若冲・めでたい大観』を堪能しました。
後者は最終日ということもあり、とても混んでいました。
これ↑は、その山種美術館で展示されていた、美人画で有名な
伊東深水の「春」というタイトルの作品。(1952年)
混雑した中でも一際、目を引いていました。
伊東 深水(いとう しんすい)は、大正・昭和期の浮世絵師、日本画家、版画家。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、女優・歌手の朝丘雪路さんの実父でもあります。
「美人画しか描かない」と言われるくらい注文が殺到し、それ以外を描きたくとも注文が来ないという画家として困惑する時期もあったそうです。
彼の描く美人像は、現代人が心に秘め描く美人像と共通し、
上品で優雅、そして色気も兼ね備え、
男性のみならず、私たち女性をも虜にしてしまう魅力があるように感じます。
本妻の好子さんをモデルにして描いたものが多かったようです。
相当お綺麗だったのでしょうねぇ。