昨日のお話。
アトリエの隅っこで、なにやら黒い物体が動いた!
「あ、ゴキブリ!」と思い、ティシュの箱を持って近づいたら、コクワガタのオスでした。
「お掃除してました~」と言わんばかりに、ノコギリの先と6本の足先に綿ぼこりを付けて。(笑)
どこから入り込んだのだろう? どこも開いていないのに、不思議。
なぜ? 今頃?
そ~いえば、二週間くらい前にも、コクワガタのメスが出現。
せっかくなので、クワガタムシについて調べてみますと...
****************************************自然界のクワガタ虫は、幼虫のまま1年~2年間を朽ち木の中ですごし、夏の終わりに
成虫になって朽ち木の中で一冬越します。
次の年の夏に野外へ出てきて活動しはじめますが、その年の夏が終わる頃には死んでしまいます。
クワガタ虫の種類によっては幼虫が1年で成虫になったり、成虫になった年冬を越さずに
その夏に活動を開始するクワガタもいます。
幼虫で一年すごすものを『1年型』、二年すごすものを『2年型』といいます。
オオクワガタやミヤマクワガタは幼虫のまま冬を3度越す3年型もあります。
成虫になってからも蛹室(ようしつ)で一冬越して翌年に野外活動をするクワガタを『1越型』といい、
夏の初めに成虫になり夏の終わりにすぐ野外活動を始めるクワガタを『1化型』といいます。
2年型と1年型の違いは卵を産みつけられた時期や、卵から孵化(ふか)した幼虫が育つ時の
まわりの環境が関係しています。
簡単に言えば早い時期の卵は夏を長くすごせるので栄養をよく吸収して幼虫の成長がはやくなる為
1年で成虫になる1年型が多い。
逆に時期が遅いと冬が早く来る為幼虫の活動が鈍くなり育つ期間が短くなるので、
2年かけてゆっくり栄養をとって成虫になる2年型が多くなります。
1年型は幼虫期間が短いため成虫も小型が多く、逆に長い2年型は大型になるのです。
1化型のクワガタは夏の初めに幼虫が充分成長していて急に温度が上がった時に
起こりやすいようです。
1越型のクワガタは夏の終わりに成虫になっているのに出てこれないなんてもったいないですね。
成虫で越冬した分寿命も短いんです。
****************************************ふむふむ。
そ~すると、このコクワガタは何型なんだろう?
今頃は、朽ち木の中にいて、来年の夏までおとなしくしていなきゃいけないだろうに、
間違えて出て来てしまったのだろうか?
アトリエに居てもらっても私は一向に構わないけど...
朽ち木の方が温かくって良いでしょう。 早く、おかえり。
ちなみに、「朽ち木」とは、木が腐って柔らかくなり、 人間の手でも簡単に 折れるくらいになった
木のことです。
コナラやクヌギの朽ち木は、クワガタやカブトの幼虫は大好きなのだそうですよ。
さてさて、今日は美容院Day。
今日からロングブーツの出番だ~ 朽ち木のように?ぬくぬく温かだね。(笑)