甘井りんごの5行日記

「栗」にまつわる恐怖の思い出
ご近所さんから、初物の栗をいただきました。
圧力釜で茹でて、皮をバナナのように剥いて(指腹で簡単に剥ける)ゴチになりました~

実は、私、小学6年生の時(運動会の翌日の振り替え休日)に
台所で栗の皮を包丁で剥いていて、左の人差し指の第二関節のところを
えぐるように肉を切り落としています。(薄い皮で、辛うじてぶら下がっている状態)
流水で洗うと、血は益々溢れ出して...きりがありませんでした。

家には他に誰もいなくて、もう、ど~したらいいのか分からず(泣いてる場合じゃないし)、
このままじゃ、出血多量で死んでしまうと思い、「しっかりしなきゃ」と
切り落とした肉を指に戻し、輪ゴムで留めて、ハンカチで押え、
母が買い物から帰ってくるまで、じっと待っていたことがありました。
きつく押える指は、ズッキン、ズッキン、脈を打っていました。

母が帰ってきたときは、もう肉がぴったりくっ付いて血も止まり、病院に行きましたが
「もう縫う必要はなさそうだ。」と医師は言い、細い臼のような形の絆創膏を数枚貼り、
その上から包帯を巻かれ帰ってきました。

その夜、一晩中、ズッキン、ズッキン脈打つ指が気になって眠れなかったのを記憶しています。

母は、あの流水と共に流れた血を見ていないので、それほど、私が心に傷を持ったことは知りません。

私は、今もトラウマになっていて、栗に包丁を入れることは怖くて出来ません。
従って、(誰かが皮を剥いてくれない限り)栗ご飯は作れません。


しかし、甘栗をはじめ、栗を使った洋菓子、和菓子、大好きなので、
特に重傷な「栗」に対するトラウマではありません。

指の傷は、10年くらい残っていましたが、今はもう、すっかり綺麗に消えています。
切り落とした肉をすぐにくっ付けたのが良かったのかもしれませんね。

今は、携帯電話がありますので、こんな時すぐに親に連絡できますが、
当時は、帰宅を待つしかなかったもんなぁ...

心細かった時間を...痛烈に思い出しました。 可哀想だったな、私。



さて、

明日は、お彼岸の入り。
今日のうちに餡子を煮て、明日はおはぎ作りです。
明後日は、一周忌。 来週は、命日。 と仏事が続きます。
今日から一週間、仏花売りも始まります。
午前中は、手芸教室もありますので、とてもハードな一日になりそうです。

長男も、今日は貯金窓口コンテストに出場するとかで、早出しましたし、
次男は、スカッシュの新人戦のシードになったとかで、張り切っていますし、

皆それぞれ頑張っているので、その空気に伝染して、私も頑張ります!