甘井りんごの5行日記

青龍
雨の降る中...
ほんの今から数分前、
2匹の龍がアトリエの前を通って行きました。

「祭」の団扇をもって、鬼の形相で、最高のショットなのは、りんご村の中学校の社会科の先生。
貫録ありますね~
理科の先生も英語の先生も見えます。

皆さん、ご苦労様です。
長い一日になりますが頑張って。
小学校、中学校の生徒さんたちも風邪を引かないように。

お祭りは多くの皆さんの協力で継承されていくんですね。




【青龍祭の由来】

その昔、煤ヶ谷村を流れる大川(小鮎川)の天王めいと寺鐘(てらがね)の深い淵(ふち)に、
体長20メートルもある大きな雄龍、雌龍がそれぞれ住んでいました。
2頭の龍は大変仲がよく、雨を降らせては、お互い会う機会を作っていましたが、
やがて結婚し天に昇ってしまいました。

※「天王めい」「寺鐘」ともに地名です。

江戸時代の天保の頃、日本中に日照りが続き、煤ヶ谷村でも稲は枯れ、穀物は実らず
村人は困り果てました。 そこで、一人の若者が「雄雌(しゆう)の龍を作り、
天王めいと寺鐘の淵に沈めたらどうか」と提案したところ、村人たちは賛成し、
早速蛇籠(じゃかご)で雄雌の龍を作り、それぞれの淵に沈めました。
すると、その後三日三晩、雨が降り続きました。 それ以来、日照りの続く年には、
村人は竹で編んだ夫婦龍を作り雨乞いの行事をするようになったということです。

現在この青龍祭は、昭和61年に「ふれあい教育」の一環として進めてきた子ども会の
地域学習活動が発端となって、昭和4年を最後に姿を消した「雨乞いの龍」を復元しました。

この龍の制作を契機に『青龍祭』という新しい祭りが生まれ、回を重ねるごとに村民の多数が
参加する盛況振りをみせています。


引用元:清川村ホームページ