甘井りんごの5行日記

5珠そろばん
物置から、戦前に使用していた「5珠そろばん」が出てきました。

調べてみますと、(←すぐに調べたくなる)

日本語の「そろばん」は「算盤」の中国読み「スワンパン」が変化したものだといわれている。
中国から日本に伝わったのがいつ頃か詳しいことは分かっていないが
『日本風土記』(1570年代)には「そおはん」と言う表現でそろばんのことが記されており、
その頃には日本に既に伝来していたことがうかがえる。

江戸時代中期、乳井貢などから四つ珠利用の提案があったが定着はしなかった。
時代が下り、榊原孫太郎などの教育研究者の啓蒙運動により四つ珠そろばんが次第に
認知されるようになる。
1935年に小学校での珠算教育が必修となった際に最後の不要な一珠が取り除かれて
天1珠・地4珠の四つ珠(よつだま)のそろばんが作られるようになった。



と、いうことですね。

試し(←すぐに試したくなる)に、「1、2、3、4、5...」と10までの数を足してみますと、
実に足しやすい。
暗算が必要な、地4珠のそろばんより、簡単に「55」の答えが出せる。

地5玉そろばんを使った年月が長きに渡ったこと、分かるような気がするな。

ちなみに、珠の素材となる木材には、落葉広葉樹の樺の木や
将棋の駒の材料などにもなるツゲが用いられることが多く、
日本では、島根県と兵庫県が二大産地と言われているそうです。

ありがとうございます。