甘井りんごの5行日記

「江戸」
昨日は、「江戸しぐさ」の講演会に出掛けていました。

私の想像する「江戸の人々」は、テレビの時代劇の影響なのか、
チャキチャキした威勢の良い、いつも元気に飛び回っているような印象がありましたが
お話を伺う限りでは、つつましやかで、人を思いやる優しく温厚な人々の集まりだったようです。

江戸の人口は100万人。 そのうちの半数の50万人は、商人だったそうです。
江戸っ子の本質としては「口約束を守る」、他人のペースを乱さず「時泥棒をしない」、
相手の「肩書きを気にせず付き合う」、見てわかるような「野暮なことは言わない」など、
今の時代の人々の本質とは、ちょっと違うようです。

江戸の頃からずっと、歌い続けられているのが「指切りげんまん、嘘ついたら...」という、
皆さんも子どもの頃よく歌っていた『約束は必ず守る』いう内容の遊び歌。

最近の子どもは、この歌を知らないそうです。
で、講師の方がおっしゃっていたのが「『げんまん』って何だかわかりますか?」でした。
「げんまん(拳万)」とは、ゲンコツ1万回のことだそうで、
つまりは、約束を守らなかったら「指切り」「ゲンコツ1万回」「針千本飲ます」「指切った」と
なんとも恐ろしい約束を交わし、
当時はそのあとに「死んだら、ご~めん。」と、続いたそうです。
今ほど医学が進んでいなかった江戸の頃、流行病などで、明日の命の保証もないので
「もし、死んでしまったら、約束を守れないけど、ごめんね。」という意味だったとか。

それほど、江戸っ子は、約束というものを大切にしていたそうですね。

ちょっと、タイムスリップして覗いてきたいような気もします。
お土産に何か一つだけ持っていけるとしたら、何が喜ばれるのだろう...と
昨夜、考え始めてしまったら眠れなくなりました。 (電気製品はダメでしょう。)
結論は、未だ出ず。 今日一日、また考えます。(笑)


http://www.youtube.com/watch?v=Ne1bv-GiLmA

     (You Tube)  JIN-仁 主題曲