甘井りんごの５行日記

日曜日の朝８時半から、りんご村は、クリーンキャンペーンでした。
自治会長である我が家は、まず、「雨でなくて良かった。」が、起きたときの一番の思いでした。
月初めに、広報誌と一緒に、村から支給されていた軍手とビニール袋は配ってあったので、
わりとスムーズに、作業に入ることができました。
一世帯で４人も参加してくださる家もあったりして、有り難かったです。
作業後に、飲み物が、自治会費の中から出るんですけど、ほ～ら、こんなに。
選ぶ楽しみもあった方が良いと、多めに持って行き、余ったら、返品させてもらう。
こんなことも、我が家が自営なので、融通がききます。　嬉しい。

自治会には、福島から、原発で避難して来ているご家族もいます。
私は、話しかけます。
「こちらの生活には、慣れましたか？ お子さんたち、元気に中学校に通っているようですね。
　よくお友達と、一緒に楽しそうに帰っているところを見かけますよ。」と。
そして、その方は答えます。
「はい。お友達も、たくさん出来たようで、良かったです。」と、笑顔。　でも、なんとく陰りは見られる。
「そうですか。良かったですね。」と、私は、答える。
「先日、家に一時帰宅して、ビニール袋一つ分、持ち出すことが出来ました。」と、話は続く。
「テレビで観ると、皆さん、あまりたくさん入ってないですよね？　何を持ち出されたんですか？　」と、私。
「そうなんです。いざ、持ち出そうと思っても、何を持ち出したらいいのか分からなくて。
　結局、礼服だけを持って来ました。　買うと高いですからね。」と。
なんて切ない。　礼服ですよ。　『希望』は、持ち出してないんですね。
私は、返事を探してしまいました。

広報誌も、他のお宅は、ポストに入れますが、私は、いつも、こちらのご家族には
手渡しするようにして、「お元気ですか？」と声を掛けるようにしています。
もし、何かあった時、窓口になりやすいかな～っと、思ってのことです。
私個人の携帯電話の番号もお渡ししています。
でも、それ以上は、入り込みません。
『窓口は、開いていて、いつでも、入って来てくださいね。』と言う気持ちが伝わってくれていれば
良いと思っています。
人それぞれ、考え方も、様々でしょう。
健康だけは気をつけて、ご家族、頑張ってほしいと思いますね。


http://www.youtube.com/watch?v=5tHz-_-OIFY&feature=related
　　　　　　　　（You Tube） SMAP「Love&Peace」