先日話した(
こちら)整骨院の足枕カバー案です。
画像中央は試作。
衣料革の鹿革を使いました。
鹿革は、とても柔らかで肌触りが良く、耐水性に優れているのが特徴です。
ひんやりした触感もないので、冬場の使用にも適しているような気がします。
日本では、1300年くらい前から武具や衣類に使われていたとされ、江戸時代には火事装束に用いられました。
また植物油でなめしたものは「セーム革」と呼ばれ、水分を吸収しても硬くならず、伸びても元に戻る性質があるため、レンズや自動車磨きにも使用されています。
有名な甲州印伝は特殊ななめしをした上に、漆で模様を付けた伝統的な鹿革です。
汚れたり、色移りしたら、革用塗料を使ってアートを楽しむのも有りかな。
ロゴを描くのも良いし、刷毛によるダイナミックなストライプ模様なんていうのも良いですね。
実際に入れてみて、ピッタリなら嬉しい。出来れば緩みがない方がイイ。
気に入ってもらえたら増産となります。
ちなみに革は浅草橋の革屋のおじさんに頂いたもの。
「鏡餅」(
こちらと
こちら)を作るため、一昨年末に生徒さんたちにも一枚ずつ差し上げました。
人から人へ。
サンタクロースのようなおじさんのお陰で、私も便乗サンタクロースになれて嬉しい。
息子とさほど変わらない年齢の先生です。
どこかで、息子も誰かにそんなふうにしてもらっているのかも知れません。
何かの時に周りの人に助けてもらうこともきっとあるでしょう。
そんなふうに考えることもありますね。
*画像許可済み