甘井りんごの5行日記

辰・2 
先日(こちら)の続きです。

土台の革に縫い付け、フレーム(キャンバス裏面)に納めてみました。

手に大玉のビーズ(プラスティック製)を持たせたら、立体感が出て、なんだか可愛い。
ちなみに、この玉のことを「チンターマニ」と呼ぶそうです。

玉=チンターマニ 日本人には覚えやすい語呂ですな。
ですが、チンタマーニの方がもっと覚えやすい。( *´艸`)

年賀状には、この画像にA Happy New Yearなどの文字が加わります。

2024年が良い年となりますように。

B5サイズ257mm × 182mm


【龍の持つ玉】
絵画や工芸品などに描かれる中華風の龍は、手に丸い珠を持っていたり口に玉をくわえていることがあります。
完全な球体であったり玉ねぎのように先のとがった形であったりする龍の玉ですが、正式な名前は「如意宝珠」といい、あらゆる願いをかなえる力を持っているとされています。

如意宝珠は、「意のままに」という意味を持つ「如意」と、宝物を意味する「宝珠」を組み合わせた言葉ですが、如意という言葉が仏教発症の言葉であることからわかるように、如意宝珠も仏教発祥の宝物です。

サンスクリット語では思考を意味する「チンタ」と、珠を意味する「マニ」を合わせた「チンターマニ」と呼ばれていますが、仏教では感情や感覚を苦と受け取るか楽と受け取るかを左右するのは思考であり、思考を変えることによって苦を楽に変えることができると考えていることから、思考の珠であるチンターマニは「世界を変える力を持つ宝」ということになります。

如意宝珠は龍王の脳からとれる珠で龍の神通力の源ともいわれていますが、思考は様々な煩悩を生む源でもあるため、龍は宝珠を持っている限り悟りを開くことができません。
仏教では成仏を願う龍女が釈迦に如意宝珠を奉納して悟りを得たという話もあり、仏教美術では地蔵菩薩、虚空蔵菩薩、如意輪観音、吉祥天などが如意宝珠を手に持っています。