甘井りんごの5行日記

ヌメ床革のお菓子ボックス
状態の良いものが3個分切り出せました。

内2個、組み立ててみました。

これは「お菓子ボックス」にしたいと思います。

今回は、ヤスリかけも、仕上げ剤も塗らず、そのまんま。
濡らして→乾かして→硬くする、も止めました。
ザラザラ感は残っていますが、段ボール箱がイメージなので、これでが良いのかな、って思っています。

W25cm×H19cm×D16cm


皮は英語で「skin」、革は「leather」です。
一般的に使用されている革製品はレザーと呼ばれています。

日本語で「皮」は、動物のもの。
対して「革」は、動物から採取した皮を、製品にするために鞣したもの。
鞣すとは、皮の脂肪や毛を除き、耐久性・可塑性・柔軟性を持たせることです。

床革は、革の2層目にあたる部位です。
表皮から1~2層目が削られている床面は、繊維が荒く薄いため、耐久性に欠けます。
そこで、ポリウレタンなど樹脂を表面に塗布し、耐久性を高める加工がプラスされる場合が多いです。

本革最大の魅力は、経年変化が楽しめることです。
特にヌメ革は、育てて変化させる楽しみがあります。
それに比べ、床革は経年変化しません。
ただ、牛の床革を使用しているスエードやベロアは、柔らかい手触りなため、経年変化がなくても使い心地は抜群です。

作品に合わせて使い分けると良いでしょう。

とは言え、私も目下独学中。
『作ってみて、失敗してみて、学ぶ。』を繰り返しています。