昨日の撮影後、裏面に茶色のトコノールを筆で塗り(透明のトコノール剤で仕上げてはあった)、
縁に、はみ出さないように丁寧に磨きました。
そ~しましたら、エッチングの銅板のように表情を変え(←小学生だったかな、図工でやったよね)、とても味わい深くなったので、こちらを表面にしようかと思い始めました。
美しいヌメ革肌より面白いでしょう。
そんなふうに思い、じーーーーっと見つめると、目と口があるように思えて来ます。
ニコニコ笑っているように見えて来るから不思議です。
こちら側を表にして本体に取り付けましょう!(´艸`*)
エッチングとは、銅板が酸に溶ける性質を利用して凹部(くぼみ)を作り、この凹部にインクを詰めて、プレス機の加圧で版を刷る技法です。
グランド(腐食膜)を塗ってからニードルで絵柄を彫って腐食させると、グランド部分は腐食されず、彫った部分だけが腐食する(くぼみができる)仕組みです。
よく知られている木版画は、彫刻刀で彫った後、凸部にインクをのせて刷るので、凸版(とっぱん)と呼ばれます。
エッチングの場合は、彫った線を腐食させた後、凹部にインクを詰めて刷るので、凹版(おうはん)と呼ばれます。
中世ヨーロッパの時代から連綿と続く歴史的な印刷技法で、レンブラント、デューラー、ピカソなど、偉大な巨匠も好んで制作しました。