これは、私の母の結婚指輪。(両親は1964年東京オリンピックの年に結婚しました)
父が亡くなった年(2009)に母から貰ったものです。
一昨日から、ペンダントにして身につけています。
これから書くことは良い話ではないのですが...
迷いもあります...
4月2日(今日から4日前)の10時頃、実母が高血圧のため脳内出血で倒れました。
発見が早く、また実家から5分くらいの距離に消防署があるため、倒れてから40分後には救急病院に運ぶことができました。
その日、弟は実家の2階で仕事をしていました。(母は一人暮らし)
弟がトイレのため、廊下に出たそのとき、かすかに母の呼ぶ声が1階の台所から聞こえたそうです。
たまたま台所のドアが開いていたから分かったものの、閉まっていたらまず小さな音では聞こえなかったでしょう。
母は救急車の中で、消防隊に20分間倒れていたと答えたそうです。
どうにか思考回路は守られたようで、歯医者さんの予約をキャンセルしてほしい、明日遊びに来る予定のお友達に会えないと伝えてほしい、お金は貴子に預けてある...など、脳内で出血しながらも必死に弟に伝えたそうです。
弟は、動いていた左手がどんどん動かなくなっていくのを救急車の中で見ているのは辛かったと話しています。
利き手が右手なので、それは助かりました。
手芸好きで、メモ魔の母から、右手を奪っては可哀想です。
コロナ感染の影響で、家族は未だ会うことができません。
顔を見ることも、励ますことも、手足をさすってあげることも出来ません。
この時期の病魔は、辛すぎる。
翌日、弟が病院に電話し、母の様子を聞きました。
既に、ICUから4人部屋に移り、ベッドの上で軽いリハビリを始めているようでした。
弟からのその知らせの直後、テレ朝から「帰れマンデーin清川村」の再放送の連絡が入ったのです。
母にそれを伝えることができれば、病室のテレビで私を観ることができます。
リハビリの意欲につながれば良いと思い、写真と大字で書いたメモを持って、私は昨日病院へ。
看護師さんが出て来てくださったので、しっかりその旨を伝えることができました。
容体が悪くならなければ、入院は一ヶ月。
まずは介護認定を受けて、これからのことは徐々に考えていきます。
弟と悔いの無いようやれるとこまで頑張ってみようと思っています。
後ろ向きになっても事態は変わらないもんね、もう前向きに行くしかありません。
今日は、アトリエ2号館の床のシート張りの工事が入っています。
人生、良いこと半分、そうでないこと半分。
良いことの分量を少しでも多くするため、人は頑張っているのですよね。
ファイト!!