甘井りんごの5行日記

「アトリエを増築しよう計画」・14
貴重なものが出て来ました。
昭和21年、終戦の翌年、洋裁学校に通っていた義母のものです。(当時15歳)
あの物の無い時代でも、こんなふうに服作りは進んでいたのですね。
復興に向けて、世の中は前へ前へと進んでいたのでしょう。
女性たちはモダンなファッションに憧れを抱いていたのだと思います。

わずか21cm×33cmの中に8種類の「襟」の技法が納められています。(上画像)
当時、布がとても貴重なものだったことが伺えますよね。
かなり、縫いにくかったはずです、義母、頑張りました。

下画像は、100枚に及ぶ服の型紙の縮小図です。
どれも半身ですが、4分の1サイズの縮小になっていて、拡大コピーすれば十分、現在でも通用しそうな型紙です。
服のデザインは、今とそう変わりありません。(流行は巡り巡ってる。)

これらは、嫁入り道具の一つとして、義母が持って来たのでしょう。
本人もすっかり忘れていて、懐かし気に見ていました。
「捨てる」というので、「私にちょうだい」と譲ってもらいました。

額に入れて、アトリエ2号館の壁面に飾ろうと思います。

今回の片付けで私にとっての一番のお宝は、これでしょうね。
昭和21年ですからねぇ...感動しました。

いいぞ!ニッポン!