甘井りんごの5行日記

カモミールを畑へ。
昨日、カモミール(こちらをご覧ください)を畑に移しました。
充分フリフリ振ったので、種はかなり周辺の土に落ちたと思います。
あとは、風に任せ、種を散らしてもらいましょう~

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古代エジプトではローマンカモミールを太陽神への捧げ物とし、治癒の秘薬、最高のハーブとしてたたえ、ギリシャでは、熱病や婦人病の治療薬として使われていました。
属名の「Matricaria」はラテン語のマトリックス(子宮の意味)に由来し、古くから婦人病の治療薬として使われてきたことにちなんでいます。

カモミールの花の芳香は、よくリンゴの香りに例えられます。
ギリシャ人が、カモミールを「カマイ・メロン」(地面のリンゴ)と呼んだのもそのためで、このカマイ・メロンからカモミールの英語名、カモマイルができています。
なお、カモミールのスペイン語名マンサニージャ「manzanilla」も「リンゴ(manzana)のような(香りがある)もの」という意味になっています。

カモミールは「植物のお医者さん」(ハーブドクター)と言われてきました。
近くにある他の植物を健やかに保ってくれる力があるからです。

1638年に書かれたウィリアム・ロースン著の造園書には、「テッサリアの神殿の森のごとく広くてゆったりとした散歩道には、砂利と砂を敷き詰め、ベンチを設けて、カモミールを植えるとよい。心身ともに健康になるであろう」とあります。
また、逆境にあるものを激励する言葉に、「カモミールの苗床のごとく、踏まれるたびに成長せよ」というものがあります。

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ティー、料理、美容健康、染料、アロマ...と利用法も多く、
また、毎年こぼれ種で増えるという願ったり叶ったりの嬉しいハーブですね。

さて、こちら↑は、グリーンネックレス。すくすく育っています。
右鉢の珠は直径約1cm、左鉢の珠は直径約1.5㎝です。
思わず摘まみたくなりますね。本能でしょうか。(笑)

育ちを観ながら、鉢を変えていこうと思っています。
最終的には大きな迫力あるオブジェのようなものにしたいと考えます。