甘井りんごの5行日記

銀杏の主張(配慮)
この時季、「銀杏」が美味しいですね。
私は、フライパンで炒って、皮の真ん中に爪先でヒビを入れ、それから指腹でパキッと2つに割って
薄皮を全部はがさず(←面倒なので)、パクッと口に入れ、舌でコロコロ転がしてから
咀嚼し飲み込む...そんなパターンで食べるのが好きです。(笑)
食べるときは、大体20個くらい。
美しいグリーンと、スーパーボールを口に入れたような弾力感が気に入っています。

銀杏には、鎮咳作用、去痰作用、滋養作用、強壮作用などがありますが、
有毒成分も含んでいて、食べ過ぎると1~12時間後に、頻脈・ふらつき・嘔吐・痙攣などを起こすことが
あるそうです。
中毒量としては、小児(7~150粒)、成人(40~300粒) が目安。

中毒成分は銀杏の中の4-メトキシピリドキシンという物質であることが分かっていて、
この中毒成分が腸と肝臓の間を循環して、痙攣を繰り返すそう。
なので、子供が銀杏中毒を起こしたら、出来るだけ早く病院に行って、銀杏を食べたことを医師に告げる
ことが必要なのだそうです。
死亡例もあるようなので、知識は持っていた方がいいのかもしれませんね。

臭くて、固くて、なかなか食べるまでに時間を要するのも、
「理解を深め、納得してから僕を食べてね。」という銀杏側のインターバルな配慮なのかもしれないな。

植物は、声を発せられない分、生き様に意味を表しているような気がする。