甘井りんごの5行日記

【馬】を学ぶ。
昨日の続き。
つぶやいた数分後には、このような状態↑で夕方までお昼寝した馬吉。

さて、『馬』といいますと、ことわざ・慣用句・故事成語・四字熟語などでも、数多く登場する人気者。
人気者と言っても、わりとマイナスなイメージに使われがち。

たとえば、【馬の耳に念仏】
意味としましては、人の意見や忠告に耳を貸そうとせず、少しも効果がないこと。
他人から、非難されるときによく使われることわざですね。

似たようなことわざで、【馬の耳に風】というのがあります。
こちらの意味は、人の意見や批判を聞き流すことのたとえ。
「私は馬の耳に風ですから。」と、自分保護にも使えることわざですかね?
強い口調で、そういえば、反感をかうでしょうし、
そっと気弱に呟けば、寄り添う人もいてくれそうな言葉です。

ことわざにしても、四文字熟語にしても、相手がそれを知っていて
理解する力がなければ、使ってもチンプンカンプンで会話は成立しませんね。

私などは、文系が大の苦手で、ほとんど学生時代に学んだことは知識として、
頭の中に残っていないので、これから勉強せねばなりません。
せめて自分が使えなくても、相手が使ったときに理解でき、頷けるような対象でいたいと考えます。


では、勉強しましょう! (皆さん、いくつ理解できますか?)

・敢えて後れたるに非ず、馬進まざればなり(あえておくれたるにあらず、うますすまざればなり)
・秋高く馬肥ゆ(あきたかくうまこゆ)
・朝には富児の門を扣き、暮には肥馬の塵に随う(あしたにはふじのもんをたたき、
  ゆうべにはひばのちりにしたがう)
・荒馬の轡は前から(あらうまのくつわはまえから)
・鞍上人なく、鞍下馬なし(あんじょうひとなく、あんかうまなし)
・生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)
・一言既に出ずれば駟馬も追い難し(いちごんすでにいずればしばもおいがたし)
・意馬心猿(いばしんえん)
・牛は牛連れ、馬は馬連れ(うしはうしづれ、うまはうまづれ)
・牛も千里、馬も千里(うしもせんり、うまもせんり)
・牛を馬に乗り換える(うしをうまにのりかえる)
・馬が合う(うまがあう)
・馬に乗るとも口車に乗るな(うまにのるともくちぐるまにのるな)
・馬に乗るまでは牛に乗れ(うまにのるまではうしにのれ)
・馬には乗ってみよ人には添うてみよ(うまにはのってみよひとにはそうてみよ)
・馬の耳に風(うまのみみにかぜ)
・馬の耳に念仏(うまのみみにねんぶつ)
・越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に嘶く(えっちょうなんしにすくい、こばほくふうにいななく)
・老いたる馬は道を忘れず(おいたるうまはみちをわすれず)
・重き馬荷に上荷打つ(おもきうまににうわにうつ)
・駆け馬に鞭(かけうまにむち)
・噛む馬はしまいまで噛む(かむうまはしまいまでかむ)
・汗馬の労(かんばのろう)
・狐を馬に乗せたよう(きつねをうまにのせたよう)
・驥尾に付す(きびにふす)
・騏も老いては駑馬に劣る(きりんもおいてはどばにおとる)
・癖ある馬に能あり(くせあるうまにのうあり)
・蹴る馬も乗り手次第(けるうまものりてしだい)
・犬馬の養い(けんばのやしない)
・犬馬の労(けんばのろう)
・猿に絵馬(さるにえま)
・鹿を指して馬と為す(しかをさしてうまとなす)
・死馬の骨を買う(しばのほねをかう)
・秋高馬肥(しゅうこうばひ)
・将を射んと欲すれば先ず馬を射よ(しょうをいんとほっすればまずうまをいよ)
・尻馬に乗る(しりうまにのる)
・竹馬の友(ちくばのとも)
・天高馬肥(てんこうばひ)
・天高く馬肥ゆる秋(てんたかくうまこゆるあき)
・南船北馬(なんせんほくば)
・人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)
・馬脚を現す(ばきゃくをあらわす)
・馬耳東風(ばじとうふう)
・馬齢を重ねる(ばれいをかさねる)
・風馬牛(ふうばぎゅう)
・名馬に癖あり(めいばにくせあり)
・夕立は馬の背を分ける(ゆうだちはうまのせをわける)
・竜馬の躓き(りゅうめのつまずき)
・老馬の智(ろうばのち)



【追記】

この「5行日記」は、りんご村の中学校の国語科の先生も見てくださっています。
お会いすると、よくその話題になります。
きっと、画面の向こう側で喜んでくださっていることでしょう~
間違いがあれば、メールくださいね。 (と、一応書いとこ。)