配偶者がこんなのを買ってきた。
私たちの寝室のテレビの横に置き、
「貴ちゃん、アッチでボタン押してみるから、鳴るかどうか、ちょっと聴いてて。」と、配偶者。
「うん。」と、私。
ピ~ンポ~ン、ピ~ンポ~ンと、フラッシュと共に、二度鳴った。
「鳴った?」
「うん。鳴って、光った。 何?」
「ジーちゃんと、バーちゃんの部屋に置いて、夜、何かあったら鳴らしてもらう。
叫んでも、ここまで聞こえないでしょ。」と、配偶者。
「なるほど。 優しいじゃん。」と、私。
優しい。
義父母は、こんな息子をもって幸せだ...。
私の長男と次男も、こんなふうに、育っているのだろうか...。
だと、いいな。
ふと、独りで暮らす、私の母が気になった。
電話した。
「もしもし、お母さん、ボケてない?」
「大丈夫!元気♪ ボケてないわよ。」と、いつもの挨拶。
五分くらい世間話をして、
「じゃ、またね。 ボケないでね。」
「分かってる。 貴子も身体だけは、気を付けてね。」
「うん、大丈夫。 私は、いつも元気だから。 じゃぁね~♪」
と、電話を切った。
http://www.youtube.com/watch?v=bbYWo86i6Es (You Tube) さだまさし 「秋桜」