甘井りんごの5行日記

マクドナルトの店長、我が家へ
次男の塾のお迎え。その帰りに、マクドナルトのドライブスルーを利用することにした。
道中、次男が「セットメニューの他に、アップルパイも頼んでいい?」と聞いてきたので、
「何でも、好きなもの頼んでいいよ。甘いものは、脳にいいよね。」と、私は、答えた。
ただ今、期末テスト中なので、特に私は、次男に優しい。
さて、長男の分もオーダーし、家へと向かう。
帰宅し、袋を開けてみると、脳にいいと講釈をたれた「アップルパイ」が入っていない!
早速、マクドナルドへ電話してみる。
「5時24分に、ドライブスルーを利用した者ですが...」と、話し始めたら、
「アップルパイの事ですね?」と、店長らしき人から、即、返事が返ってきた。
どうやら、入れ忘れたことを店では把握していたらしい。
「本来なら、お届けするところですが...」と、店長が言い始めて、言葉を止めた。
「はい♪届けてください。子供が楽しみにしていたんです。」と、そのままを私は、伝えた。
だれでも、ミスはある。ここは、責めず、簡潔に意向を伝えるのが一番だ。
「分かりました。」と、店長。
「でも、急がなくていいですよ。何時でも、そちらの手のあいた時間で結構です。」
そして、「家に着いたら、電話を入れてください。外に出ていきますので。」と、私は言った。
「分かりました。」と、店長。 (夜、門は閉鎖してしまうため)
それから、一時間後、スーツを着た店長(30代男性)が現れた。
100円のアップルパイを一個、持っていた。
私は、『わざわざ』来てくれるお礼に、ヨーグルトを用意していた。
「わざわざ、持って来てくださってありがとうございます。息子が喜びます。
 よかったら、こんなものですけど、どうぞ~♪」と、手渡した。
しかし、なんだか、よくわからない結末だ...。
私らしいって言えば、私らしい。
そんな微妙に損する(?)ことも、人生には...極たまにあったりする。